本日は奥二重の方の眉下切開の一例をご報告いたします。
*ご本人の承諾を得て写真を掲載させて頂いております。お写真のご協力ありがとうございました!
写真の女性は2~3年前から瞼が重く感じ、頭痛や肩こりに悩まされていると言う事で来院されました。
眉毛と目の間の皮膚が伸びており、おでこには皺が刻まれています。おでこを使って眼を開いているので夕方になると疲れを感じると言う事でした。
試しに瞼をテープで挙上してみたところ、見やすそうだ、と言う事で眉下切開をお勧めいたしました。
翌日の写真です。結構腫れていますね。一体いつ落ち着くのかと心配になるところですが、抜糸の頃には腫れは落ち着いて人前に出られるお顔になっていることが多いです。
抜糸の時の写真です。傷のところは少々赤くなっていますが、腫れはだいぶ落ち着いていますね!二重がはっきりしました。おでこの皺もすっかりなくなりました。
傷の赤みは時間とともに薄くなっていきます。1か月後のお写真です。
この時点で、近くで見ないと傷跡は分からなくなってきたそうです。周りの人にも目がパッチリしてきたと言われた、と報告してくれました。
下の写真は4か月後の様子です。
傷はよーく見ればわかると思いますが、ほとんど目立たなくなりました。
目が開けやすくなって、快適に過ごしているとの事でした。どこを手術したのかわからないくらい顔が変わらない手術で、機能が改善すればそれに越したことはないと思います。瞼の手術はお顔の変化が取りざたされがちですが、手術の目的はお困りの症状を改善し、見やすくすることです。
この方は予定外重瞼線が左眼の上にできていますが、左は少し下垂がありますね。もう少し悪化したら挙筋短縮をするのがいいかもしれませんね。
元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。
眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。
眼瞼下垂手術について
手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。
また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6千円程度かかります。
手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。
ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は1~2週間で徐々に軽快します。
リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。