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​シミについて

シミとは

シミとは、皮膚の表皮の部分にメラニン色素がたまった状態のことをさします。シミには種類があり、多くの場合は、いろんなシミが混在しています。シミの種類によって適した治療法が異なります。そのため、一つの方法だけでシミ一つない真っ白な美肌を手に入れるのは困難です。シミに関して言えば、予防は一番の治療ということがあります。シミの原因をまず解説し、それぞれのシミの種類とお勧めの治療を解説していきます。

​シミの原因

そばかす・雀卵斑

比較的若年で色白の女性の多く見られる頬の細かいシミ。紫外線暴露で夏場に悪化します。IPL光治療の良い適応ですが、Qスイッチヤグレーザーのスポット照射でも治療できます。体質的なものがあり、治療しても再燃を繰り返すため、良い状態を維持するのに継続的な治療が必要です。

シミ治療(IPL)
シミ治療(IPL)2

日光性色素斑

年配の方に見られる比較的大きくて境界明瞭なシミ。老人性色素斑とも言う。IPL光治療では薄くなりますが取れないのでQスイッチヤグレーザーの適応。色が濃いもの、厚みがあるものは複数回の治療が必要になることもあります。治療後は炎症性色素沈着が6割くらいの確率で起こりますが、数か月の経過を経て完治します。

肝斑

30~40代の女性に見られる両側対称性の境界明瞭な薄いしみ。おでこや鼻にも出現することがあるが、目の周りには起こらない。QスイッチヤグレーザーやIPL等機器の治療に抵抗性であり、生活指導や内服が基本の治療となります。レーザートーニングは賛否両論ありますが、複数回のマイルドな治療で肝斑が徐々に改善していくケースは臨床的に経験されます。ハイドロキノン塗布やトランサミン内服は推奨されています。

男性肝斑(トーニング).png
男性肝斑(トーニング)2

脂漏性角化症

高齢者のこめかみや露光部にみられる膨らんだシミでしばしば多発します。QスイッチヤグレーザーやIPL光治療では反応しない。皮膚科で保険診療で液体窒素による冷凍凝固でも治療は可能ですが、大きいものや多発しているケースは回数や時間がかかります。高周波メスやCO2レーザーでの切除は自費診療として対応しているところがほとんどです。

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

ADMは20~30代の女性に起こる、両側性の左右対称なシミで、皮膚の深いところにメラニン色素があるため、灰色~青みがかった黒っぽい色素斑です。病変が真皮内にあるため、IPL光治療では無反応です。深い病変はメラニン選択性のあるQスイッチヤグレーザーで強く照射し、複数回の治療で徐々に薄くしていく治療となります。

シミ取りの施術例

シミ取り治療を動画で解説!

元町マリン眼科でシミ取りに使用している機器はルートロニック社のスペクトラというQスイッチヤグレーザーです。スペクトラはナノ秒単位の短い波長で、メラニンに吸収性の高い波長のレーザーを照射して、熱凝固を起こします。メラニンを多く含むシミの部分はかさぶたとなって、剥がれ落ち、下には新しい皮膚が出来て治癒します。分厚いシミやいぼは1回ではとりきれないことがあります。

 

照射は数分で終わりますが、痛みがありますので、痛みに弱い方は、麻酔テープを貼付してきていただくか、麻酔クリームを塗るオプションもご用意しています。 照射後はテープによる被覆が2週間必要です。その後も日焼け止めなどで紫外線を避けるようにしてください。

また、一度シミが取れた部分が赤黒くなる炎症性色素沈着が6割程度の確率で起こります。炎症性色素沈着は1か月後がピークで、その後時間の経過とともに薄くなり半年くらいで他の肌色と馴染んできます。その間はハイドロキノンなどの美白剤を使用する事があります。

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