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眼瞼下垂手術で表情が和らぐ・眉下切開手術の経過

  • 執筆者の写真: HASUMI
    HASUMI
  • 2 時間前
  • 読了時間: 4分

院長の蓮見です。最近Webの勉強会でボトックスの講演を聞いたのですが、ボトックスは打ってない部分の表情も改善するという話がとても印象的だったのですが、どういう話かというと

顔にはたくさんの表情筋があり、それらは協調して動いています。ニッコリすると目は細くなり、口角が上がります。怒ると眉毛が釣り上がり、口角が下がります。

つまり、目元だけ怒って口元だけ微笑むことはできないということなんです。なので、講演の内容は眉間だけ打っても顔全体の表情が和らぐということなんですが、その後眼瞼下垂の術前術後の写真を見ていて、それは眼瞼下垂の人にも当てはまるんじゃないかと思ったのです。



まぶたが重く、不機嫌な印象を与えてしまうかもしれない症例


今回は眉下切開手術をされた、80代の男性患者様の治療についてご紹介します。患者様の承諾を得て写真を掲載しております。ご協力誠にありがとうございました!



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まぶたが下がっており、見えにくくて困っている。手術を受けることで改善しますか?とご来院されました。まぶたのせいで視界が悪くなっており、保険適用の眉下切開手術を行うことになりました。この写真は口元が見えませんが、眉間のシワや眉毛の感じからなんとなく不機嫌そうな印象を与えてしまいかねないと思います。



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手術の翌日にご来院いただきました。

痛みはありませんが、腫れています。翌日はどうしても腫れてしまいますが、手術後48時間はとにかく冷やす!が腫れを少なくきれいに治す秘訣です。また、お酒を飲むことや湯船に浸かるようなことは血流を良くしてしまい、腫れやすくなりますので控えてください。

3日目以降は特に行動制限はなく、もう冷やさなくてOKです。



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1週間後、抜糸のために来院されました。視界良好、「バッチリです!」と喜んでいただけました。腫れや血腫は1週間の経過でここまできれいになっています。



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1ヶ月後、まだ腫れはありますが、だいぶきれいにひいてきました。傷跡は眉毛もありだいぶ目立たなくなっています。「良い病院に出会えてよかった」と言っていただけて、とても嬉しく思いました!



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4ヶ月後、さらに腫れもきれいにひいて、顔の印象はさほど変わらず、自然にぱっちりしています。

「誰にも言ってないし、誰にも気づかれない」、「見やすくなった、もうまぶたも腫れなくなって快適に過ごしていますと」と手術にご満足いただけました。

この時はマスク無しで撮影したのですが口角も上がっており、満足したからなのか、私との会話が楽しかったのか表情が和らいでいますね。不機嫌そうに見えることはもうなさそうです。お写真のご協力、誠にありがとうございました!


改めて、術後の定期検診の写真と術前の写真を比べると明らかに口角が上がっているケースはよくあります。今度新しく導入した肌診断機で検証してみたいと思います。その結果はいつか学会で報告し皆様にも還元したいと思います。




元町マリン眼科の日帰り眼瞼下垂手術


元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。


  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。


などが代表的な症状です。眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。

眼瞼下垂手術について


手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。

また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。

初診料と合わせて6~7千円程度かかります。手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。


ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。

内出血は2週間程度で徐々に軽快します。

1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。


リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。



眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。

下垂相談カウンセリングで気になる点をお聞かせ下さい。

お一人お一人にぴったりな術式をご提案いたします。

保険適応の診断基準を満たさない症例、美容整形などの他院修正についてはご希望があれば自費での手術も行っております。




この記事の執筆者


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元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子



所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師








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