目頭切開と眉下切開
- HASUMI
- 2025年11月14日
- 読了時間: 5分
今回は目頭切開手術を併用した眉下切開手術をされた、20代の男性患者様の治療についてご紹介します。患者様の承諾を得て写真を掲載しております。ご協力誠にありがとうございました!
目頭の突っ張りが強く、眼を開きづらい眼瞼下垂症の症例
当院の眼瞼下垂症例ブログをご覧いただき遠方から来院されました。蒙古襞が突っ張っており、瞼が分厚いタイプです。ブログの症例と同じ方法でやりたいとのことでしたので目頭切開を併用した眉下切開手術を予定いたしました。

手術は2回にわけて行います。
1回目は目頭切開手術です。この方は突っ張りの解除が目的で、目の横幅はもともと大きかったので皮膚切除はいらないと考えZ形成を行いました。目頭の突っ張りを解除することで眼も開けやすくなる効果が期待できます。

目頭切開手術の翌日です。オンライン診療です。
もうすでに開けやすさを感じていただいており、視界良好です!
7日後に、2回目の手術「眉下切開」を行いました。

手術翌日です。遠方なのでオンラインで傷の確認をしました。手術後48時間はとにかく冷やす!が腫れを少なくきれいに治す秘訣です。また、お酒を飲むことや湯船に浸かるようなことは血流を良くしてしまい、腫れやすくなりますので控えてください。
3日目以降は特に行動制限はなく、もう冷やさなくてOKです。

1週間後、抜糸のために来院されました。腫れや血腫は1週間の経過でここまできれいになっています。

2ヶ月後、腫れもきれいにひいて、顔の印象はさほど変わらず、自然にぱっちりしています。
これが眼瞼下垂手術の大きなポイントです。保険診療で行う眼瞼下垂はなるべく元の形を変えずに行うのが私の方針です。顔を大きく変えてしまうような手術は美容整形手術となってしまうからです。

6ヶ月後に来院された時には、両側の傷跡それぞれ1箇所に真皮縫合の糸が露出していました。私は真皮縫合に非吸収糸を用いており、大抵は問題ないのですが稀に数カ月経って創口から露出するケースがあります。その場合は自分で取れたらとっても問題はないのですが、取れなければご受診ください。
目の開き具合に御本人も満足されており、経過良好のためフォロー終了となりました。ほぼ腫れもなく、最終形に近いと思うのですが、本人は眉下の傷の色素沈着を気にされているようでした。傷跡の色素チンチャkはいつか白くなります。
私としては向かってひだりの目頭の傷跡がやや目立つのが気になりますが、御本人はそこはそれほどとのことでした。コラーゲンの注入で目立たなくなるのかもしれないと考えております。
お写真のご協力、誠にありがとうございました!
先日AMWCという美容の学会に参加しました。ヒアルロン酸、コラーゲンなどのフィラーの話が多い学会でした。今回の学会で注目されていたのはECM製剤という肌育製剤です。フィラーは合併症が怖くて今までは否定的な考えでしたが、適応を選んで上手に使えば切らずにここまで治るのかと感動しました。目の下のくまや目回りの小じわなど、ご相談を受けることが多いためまずは肌育から取り入れていければと考えております。

元町マリン眼科の日帰り眼瞼下垂手術
元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。
眼瞼下垂手術について
手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。
また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。
初診料と合わせて6~7千円程度かかります。手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。
ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。
内出血は2週間程度で徐々に軽快します。
1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。
リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。
下垂相談カウンセリングで気になる点をお聞かせ下さい。
お一人お一人にぴったりな術式をご提案いたします。
保険適応の診断基準を満たさない症例、美容整形などの他院修正についてはご希望があれば自費での手術も行っております。
自費の料金表は公開準備中です。
この記事の執筆者

元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師
