顔面神経麻痺後の眼瞼下垂
こんばんは。院長の蓮見です。 顔面神経麻痺とは、ある日突然発症する片側の顔面の筋肉の麻痺で、発症すると患側の表情が無くなり、瞬きが出来ない、水を飲むとこぼれる、などといった症状がおこります。 顔面神経麻痺は痛みは伴いませんが、麻痺に先行して耳の後ろに痛みがあることがあるそうです。 顔面神経麻痺の原因は多くはウイルス性、とくにヘルペスが有名です。 単純ヘルペス、帯状疱疹ウイルスともに顔面神経麻痺を起こしますが、帯状疱疹ウイルスによるものはラムゼイハント症候群と呼ばれ、耳にも症状が現れます。 その他のウイルス性の原因としては,コクサッキーウイルス,サイトメガロウイルス,アデノウイルス,エプスタイン-バー,ムンプス,風疹,B型インフルエンザウイルスなどがあります。 また、非感染性の原因もあり、糖尿病やサルコイドーシスも鑑別に挙がります。 顔面神経麻痺を発症したら、まず皆さん脳外や神経内科に行くでしょう。そのため初発で眼科に来る方はまれです。 しかし、瞼を閉じることが出来ないため、いずれ眼科を受診することになります。瞼を閉じることが出来ないと、眼球がひど