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ものもらいとは?原因・症状・治療法を詳しく解説

  • 執筆者の写真: HEIWA SOTOMURA
    HEIWA SOTOMURA
  • 1 日前
  • 読了時間: 4分


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ものもらいとは?


ものもらいは、まぶたの腫れや炎症を引き起こす一般的な眼疾患のひとつです。医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」に分類され、それぞれ原因や治療法が異なります。ものもらいは痛みを伴うことが多く、見た目にも影響を及ぼすため、多くの方が不快感を感じる病気です。




麦粒腫(ばくりゅうしゅ)について


麦粒腫は、まつ毛の毛根や汗腺に細菌が感染して発症する疾患です。細菌の繁殖により、まぶたが腫れて赤くなり、痛みを伴うことが特徴です。



麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の症状


麦粒腫の初期症状として、まぶたの一部に違和感を感じることがあります。次第に赤みが強くなり、まぶたが腫れて痛みを伴うようになります。腫れの部分に膿がたまることもあり、悪化すると目を開けにくくなることもあります。痛みは炎症の進行とともに増し、強くなると日常生活にも支障をきたします。



麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の原因


麦粒腫の主な原因は、黄色ブドウ球菌などの細菌感染です。特に目を頻繁にこする習慣のある人や、コンタクトレンズを長時間使用する人は、感染リスクが高まります。また、アイメイクのクレンジングが不十分な場合や、睡眠不足やストレスによる免疫力の低下も要因となることがあります。



麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の治療法


麦粒腫の治療には、抗菌薬の点眼や軟膏が使用されます。これにより、細菌の繁殖を抑え、症状を和らげることができます。炎症が強い場合には、内服の抗生物質が処方されることもあります。また、膿がたまってしまった場合は、医師が切開を行い、膿を排出する処置を行うこともあります。



麦粒腫(ばくりゅうしゅ)を予防するには


麦粒腫を予防するためには、目を清潔に保つことが最も重要です。手洗いをこまめに行い、目をこする癖をなくすことが大切です。また、コンタクトレンズの管理を適切に行い、メイクを落とす際はクレンジングを丁寧に行いましょう。さらに、バランスの取れた食事と十分な睡眠をとることで、免疫力を高め、細菌感染を防ぐことができます。




霰粒腫(さんりゅうしゅ)について


霰粒腫は、まぶたのマイボーム腺という、涙の油を作っている管が詰まり、脂肪がたまることでしこりができる病気です。感染症ではないため、麦粒腫とは異なり、通常痛みを伴わないのが特徴ですが、大きくなると視界に影響を与えることもあります。また内容物が免疫系に発見されると急性に炎症を起こして腫れて痛みを伴うことがあります(急性化膿性霰粒腫)



霰粒腫の症状


霰粒腫の初期段階では、まぶたに小さなしこりができることがあります。これは通常、痛みを伴いませんが、炎症が進行すると赤みが生じたり、しこりが大きくなったりすることがあります。まぶたの裏側にしこりがある場合は、目の違和感を引き起こし、視界がぼやけることもあります。



霰粒腫の原因


霰粒腫の主な原因は、マイボーム腺の詰まりです。これは、皮脂の分泌異常や、目元の衛生状態の悪化によって引き起こされることが多いです。また、アレルギーや乾燥などによる炎症が影響することもあります。



霰粒腫の治療法


霰粒腫の治療としては、まず温罨法(おんあんぽう)と呼ばれる方法でまぶたを温めることで、脂の排出を促します。これにより、小さなしこりであれば自然に治癒することもあります。しかし、炎症が強い場合やしこりが大きくなった場合は、ステロイド注射や切開手術が行われることがあります。



霰粒腫を予防するには


霰粒腫を予防するためには、マイボーム腺の詰まりを予防することが重要です。油は温めると溶けますのでホットアイマスクなどを利用してマイボーム腺の詰まりを防ぐことが推奨されます。また、マイボーム腺の油は瞬きで押し出されますので眼をパチパチしたりギューッとつぶるのもお勧めです。また、バランスの取れた食生活を意識し、目の健康を維持することも重要です。




元町マリン眼科のものもらい治療


元町マリン眼科では、ものもらいの診断と治療を行っております。眼科専門医が正確な診断を行い、患者様の症状に応じた最適な治療法を提案します。



当院の治療の特徴


当院では、ものもらいの切開治療を行っております。0歳からお年寄りまで全年齢の実績があります。お電話でのご予約で当日切開にも対応しております(毎日必ず対応できるわけではありませんので事前にお電話での予約をお願いしております)ものもらいの治療は、症状の進行度に応じて適切な処置を行い、できるだけ負担の少ない方法を選択します。


当院での治療の流れ


まず診察を行い、必要に応じて抗菌薬の処方や、切開治療等、適切な治療をご提案いたします。自費でのIPL光治療も行っております。治療後も、再発防止のためのアドバイスを提供し目の健康をサポートします。ものもらいでお悩みの方は、お気軽に元町マリン眼科までご相談ください。


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