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🍃緑内障連絡カードを導入しました!

皆さんは内視鏡の検査を受けたり、薬局で薬を処方してもらう時に、


「緑内障はありませんか?」


と聞かれた経験はありませんか?


もちろん、自分が緑内障で治療をしていて、自分の緑内障の病型も理解している人なら、返答に困ることはないと思いますが、多くの人は、自分の緑内障がどのタイプか、わからずに治療している、または眼科に行ったことがわからないので緑内障かどうかわからない、という人が多いのではないでしょうか。



では、なぜ白内障や加齢黄斑ではなく、緑内障だけ聞かれるのか?

それはある薬剤で緑内障発作を誘発する危険があるからなのです。


ただ、緑内障の方全員が発作を起こすわけではありません。

発作を起こしやすいタイプの方は「閉塞隅角緑内障」

という病型の方です。


緑内障のタイプには色々なタイプがあるのですが、大きく分けて、

  • 開放隅角

  • 閉塞隅角

にわけられます。


閉塞隅角はその名の通り、隅角という眼の中の水の排水口が詰まったり狭くなり、流れなくなることによって眼の中に水がたまり、眼圧が上がるタイプの緑内障です。

目の構造は以前お話したのでそちらも参照してくださいね。



隅角が狭くなる原因は、加齢、白内障、目の形、遠視傾向などがあります。

薬剤で誘発されるのはある種の薬剤が瞳孔を開く作用を持っていることが原因です。

瞳孔が開くと、瞳孔を作っている虹彩の付け根がシワが寄って分厚くなり、隅角を圧迫します。

そのため、散瞳検査をして緑内障発作が誘発されたケースもあります。

そういった方の検査は、眼科でも気をつけて散瞳検査を行います。瞳孔を閉じる点眼をつけて帰宅してもらうこともあります。


暗闇でも瞳孔が開くので、以前映画館で発作を起こした方をみたことがあります。


またうつ伏せの状態は、虹彩の裏にある水晶体に重力がかかるので、それで発作を起こす可能性もあります。



発作が起こると、急激な眼圧の上昇で眼が痛くなります。しかし、眼というよりは頭が痛く感じる人も多く、今まで感じたことのないような頭痛に驚いて、脳外を受診したり、CTを撮ったりするケースもあります。

また視界がぼやけたり、光がにじんだりして見にくくなります。

こうなると、緊急で手術かレーザーをしないと急激に視野が狭窄して失明することすらあります。



閉塞隅角緑内障の治療


緑内障発作予防のための治療は以下の方法があります。

 ①白内障手術:水晶体を取り除いて、薄い人工レンズをいれることで、隅角を広げます。

 ②虹彩光凝固術:レーザーで虹彩の一部に穴を開け、バイパスを作り房水の通りを良くします。点眼麻酔をして2種類のレーザーを照射します。数分で終了します。


②番の方法は以前はよく行われていましたが、レーザー後に角膜(黒目)が白く混濁する水疱性角膜症という合併症がみられたため、今は下火になっています。



しかし、閉塞隅角症だということがわかっても、白内障で見えないわけでもないのに急に手術というのは怖いし、レーザーも副作用が心配。眼圧は今はまだそんなに高くないので様子を見たい。。。そういう人は多いと思います。


そういう方は定期的に眼圧を測りながら、慎重に様子を見ます。

緑内障発作は突然起こるので、閉塞隅角気味の人も、発作が起こる直前でも眼圧は普通です。

なので通常は緑内障の目薬はつけないでよいことが多いですが、瞳孔を閉じておく点眼をつけることで発作の予防をすることもあります。



元町マリン眼科では、緑内障の患者様にお渡しする緑内障連絡カードを導入しました。

薬局や内科で聞かれたら、このカードを見せれば、自分が内服できない薬が分かります。また、他の医療機関のスタッフにも伝わりやすいと思います。


もし、緑内障の方で、自分のタイプがどのタイプか自信が持てなかったら、この緑内障連絡カードについて尋ねてみてくださいね。




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