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  • 執筆者の写真takeshita

まぶたや顔のブツブツは? もう一つのブツブツのお話


今日は汗管腫についてのお話です。

前回お話しした稗粒腫加齢でできるイボなどと間違われやすいですが全く違うものです。

放置していても問題はありませんが、美容的な観点から治療が必要な場合があります。



汗管腫はエクリン腺という汗を出す器官の細胞が増殖しできる良性腫瘍で、2~3mmほどの肌色の扁平な隆起が多発します。


瞼や目の下にできることが多く、胸や額、首、腹部、ワキや大腿などにもできることがあります。

左右対称に多発するのが特徴で、炎症症状やかゆみはありません。


特に思春期以降の女性によく発現します。

汗管腫が発生する原因はまだ解明されていませんが、遺伝的な疾患である可能性が高いと言われています。






前述のように、良性の腫瘍なので機能に影響を及ぼすことはありませんので保険診療で治療することはできません。


当院では高周波メスを使用し、膨らんでいる部分を削ります。(自費診療)

術後は上皮が再生するまで1週間~10日間ほど保護テープと軟膏を塗って過ごします。


削った部分は新しい皮膚になるため、周りの皮膚との色調の違いが現れることがあります。赤みは3ヶ月から6ヶ月位で改善していきますが、その間は日焼けを防止するために日焼け止めを使用していただきます。

また、削りすぎると皮膚が凹んでしまうことがありますので、少しずつ削っていきます。


汗管腫の根っこは皮膚の奥深くにあるため、削っても再発することも多く継続的な治療が必要です。



このように目の周りにできるぶつぶつにはいろいろな種類があります。

自分の目周りのブツブツが気になったら、まずは相談にお越し下さい。




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#美容皮膚科 #汗管腫


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