院長の蓮見です。本日の症例は、私がブログに出演をお願いしたにもかかわらず、執筆が間に合わずに3か月後の検診日を迎えてしまった患者様のご報告です。
「ブログに写真を載せるって言っていたのに、まだ載ってないね」と異例のご指摘を頂きました。ご協力ありがとうございます!
眉下切開手術を受けた患者様のご紹介
今回の患者様は、10年くらい前からだんだん瞼が重くなり、夕方になると疲れると言う事でいらっしゃいました。おでこがシワシワになり、眼が細くなってしまったとの事です。
この写真ではおでこの力は抜けていますが、被さる瞼が邪魔で見にくいのでおでこがついつい上がってしまうそうです。このタイプの方は眉毛下皮膚切除の良い適応です。
眉下切開手術の術後経過
眉毛下皮膚切除を行いました。翌日は真っ青になって腫れてしまいました!ちょっとこれは出血多すぎですね。超音波メスを使用した方がいいかもしれません、来年はもっと活用しようと思います。
こんなに腫らして大丈夫なのか?と心配なりますが、1週間後にはほら!こんなにスッキリしました。眼の下の血腫は残っていますが…。
1か月後のご様子です。
血腫もすっかりなくなり、お目元スッキリ、おでこはもちろんの事、目尻の皺も改善しているようです。10年分の皮膚のたるみがなくなって、若々しくなりました。目が開きやすくなるついでに究極のアンチエイジング効果ですね!
そして私が症例記事の更新を怠っている間に再診にいらっしゃった4か月後のお写真です。傷はますます目立たなくなり、かかりつけの眼科さんでは気付かれなかったそうです。「言わなきゃわかんないね」との事。まあ、でも一目でわかるような手術にはしたくないので私的にはとても満足です。ご本人も満足して下さったようです。
傷の赤みはまだありますが、後3ヶ月もすればもっと目立たなくなります。傷が治る過程は表面はくっついていても皮下では炎症と再構築が起こっており、半年くらいかかる生体反応です。その間は瞼の赤みや腫れ、傷の硬い感じやしびれる感じを感じることがありますが、徐々に改善していきます。
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眼瞼下垂についてお気軽にご相談ください
元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。
眼瞼下垂手術について
手術の費用
3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。
ダウンタイム
2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど。
この記事の執筆者
元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)