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  • 執筆者の写真HASUMI

目の下のたるみ取り手術の経過(皮膚切開法)

更新日:3月10日


目の下のたるみに対する手術は自費手術



最近、すっかり市民権を得た感のある、目の下のたるみ取り手術。

当院でも自費で始めることにしました。また、眼瞼下垂症とまだ診断はできないが、瞼のたるみを取りたい方の自費手術も始めることにしました。



眼瞼下垂は視界が狭くなる、見にくくなる等の機能障害が起こりますので、保険適応での手術を受けられますが、目の下のたるみは機能障害を起こすことがあまりないと思いますので、自費診療で行う手術となります。



目の下のたるみの実際の症例のご紹介



今回は、最初から目の下のたるみを主訴に受診された方です。写真に映るのが苦痛だったとのこと。

皮膚のたるみも強い、このような方は皮膚切開法がおすすめです。単なる脱脂術だけだと、シワシワの皮膚が残ってしまい、かえって老けてみえてしまう可能性があるからです。





皮膚側から睫毛ギリギリを切開し、眼窩隔膜に包まれた脂肪を摘出、外反予防のために目尻の骨膜の部分で水平方向の引き締めを行ってから、余剰皮膚を2~3ミリ切除しました。





右の脱脂が終わったところです。左眼はまだ麻酔を行っただけですが、この方は内出血が起こりやすく、麻酔だけでこんなに出血しました。ちなみにこの方は眉下切開も以前行っているのですが、やはり術後の内出血の腫れがひどかったです。





翌日は案の定、内出血がひどく、心配になるほどですが、目の下の膨らみは改善しています。内出血はいつかはとれますので待つしかありません。




1週間後の抜糸の時です。出血は吸収されつつありましたが、まだ結構残っています。抜糸後からは化粧はしても大丈夫ですので、内出血はコンシーラーなどで隠して頂きます。



その後しばらくお見えにならなかったのですが、3か月後にいらっしゃいました。大分スッキリされて、今ではもう写真を撮られるのも嫌じゃなくなったとのことでした。

アイラインのおかげもあるかもですが、傷はすっかり目立たなくなっており、とても自然な仕上がりになっております。あまりの出来栄えの良さにブログ出演をお願いしたところ、「誰も見てなさそうだからいいわ」とのことでした(^o^;)。お写真のご協力、誠にありがとうございました!





美容目的手術に対する私の考え



自費で手術を行うことについては自分の中でこれまでずっと悩んでいたのですが、じゃあ適応のない手術希望の方をどうするかという問題と、過度な美容的な要求をする方がいる問題があります。更に昨今の医療費の増大問題があります。医療費が増大しているのは主には高い薬剤がたくさん使用されるようになったからだと思いますが、整容的な側面が強い手術を保険でやることは、国民の税負担が増大するため控えるべきだと思うような事が最近ありました。

また、自分の技術を磨くという意味でも、保険の手術の垣根を超えてもっと技術の引き出しを増やしていきたいという気持ちもあり、自費手術もやっていこうと思うに至りました。



元町マリン眼科では、下瞼のたるみ取り手術(脱脂術)を行っております。手術は自由診療で、検査や薬剤等も自費となります。下瞼のたるみが気になっている方は一度相談にお越し下さい。


目の下のたるみ取り手術の費用やリスクなど


下眼瞼脱脂(結膜切開法)切らない脱脂術;瞼の裏の粘膜面を小切開し、脂肪を摘出します。通常は無縫合または吸収糸での縫合となりますので抜糸は必要ありません。皮膚のたるみが少ない、若めの方が対象となります。費用は330,000円です。局所麻酔は手術代金に含まれますが、静脈麻酔はオプション(22,000円)となります。



下眼瞼脱脂(皮膚切開法)下瞼のたるみ改善術;皮膚側の睫毛ギリギリを切開し、脂肪を摘出します。余っている皮膚を縫い縮めて外反予防のため下瞼を目尻の骨膜に水平方向に引っ張って縫い付けます。皮膚のたるみが多い、年齢が高めの方が対象となります。費用は440,000円です。局所麻酔は手術代金に含まれますが、静脈麻酔はオプション(22,000円)となります。


手術のリスク;出血、痛み、腫れ、逆まつげや内反症、外反、再発、左右差、期待した効果が得られない等

ごくまれに複視、薬剤アレルギー等ありますが、これに限りません。



目の下のたるみ取り手術のモニター募集中



ただいま、自費手術オープニングキャンペーンでモニターをそれそれ若干名募集しております(写真のSNS、HP利用で手術代金割引あり)。詳細はクリニックまで、または直接来院の上お問い合わせ下さい。(診察となった場合はカウンセリング料がかかります。)



この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)












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