眉下切開の傷跡の経過
- HASUMI

- 7月6日
- 読了時間: 3分
今回は20代女性の眉下切開の症例ですが、経過が良く大変喜んでいただけて、ご本人から「ぜひ症例写真として使ってください!」とオファー頂いた症例です。お写真のご協力をありがとうございました!
瞼が厚く、おでこでまぶたを持ち上げていた眼瞼下垂
今回の方は20代の女性ですが、まぶたが重くておでこを毎日酷使しており、頭痛がひどいということで手術をご希望されました。
テープでのシュミレーションで見やすそうだということで、眉下切開が良いでしょうということになったのですが、残念ながら、術前の写真が見つかりませんでしたので、術後の経過の写真を紹介していきます。
一番上は抜糸のときです。術前は二重は全く見えず、奥二重になっており、睫毛の上に皮膚が乗っかっていましたので、この時既に二重が戻って嬉しいとおっしゃっていました。

1ヶ月後には血腫は軽快してきましたが、まだむくみが残存しています。
2ヶ月後くらいにようやく腫れ感がなくなって来ましたね。
写真を並べて気がついたのですが、眉毛の角度が下がって優しいお目元になりました。術前は相当眉毛を吊り上げていたので、眉毛を下げる効果のある眉下切開が適切だったということですね。
下の写真は左右の眉下の拡大です。お化粧すればほぼわかりませんね。


2ヶ月の時点で傷跡も殆ど目立たず、周りの人からは褒められるそうで、晴れてフォロー卒業となりました。
この秋から、シェークスピアの研究のため海外留学されるそうで、良好になった視界で見聞を広めてきていただきたいです!お写真のご協力ありがとうございました。
最近症例ブログの更新が滞っており、楽しみにしてくださっている方には大変申し訳ございません。いいね!やフォローで励まされ、執筆が捗りますのでブログを応援して下さる方は是非いいね!をよろしくお願い申し上げます。
元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。
眼瞼下垂手術について
手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。
手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。
ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。
リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
この記事の執筆者

元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)



