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近視進行抑制のための生活の注意

こんにちは。院長の蓮見です。


5月6月は学校検診のシーズンで、当院にも多くの学童の方がいらっしゃいました。

お子さんが近視になっているとお話すると、親御さんはたいていショックを受けます。


眼鏡が必要になってしまうだけでなく、近視が進行して強度近視になると、大人になって以降も、網膜剥離や緑内障など、様々な病気のリスクが上昇するのです。


ですから近視にならないような生活習慣を身につけることが大事です。

私が眼瞼下垂手術のお手伝いに行っている大田区のワキタ眼科の石川まり子先生は、児童の近視抑制に力を入れており、「近視進行抑制の8つの方法」という本も出版されているので、その内容を抜粋しますと…


  1. 調節緊張をためない

  2. 調節緊張をとる

  3. 網膜に常にピントを合わせる

  4. 特殊なコンタクトレンズを使用する

  5. 暗くして眠る

  6. バイオレットライトを浴びる

  7. クロセチンを摂る

  8. 低濃度アトロピンを点眼する



それぞれを解説していくと、


1.2. 近くを見ようとしている時、目は調節力を使っています。つまり目に力が入った状態です。長時間近くを見ているとピントを動かす筋肉が固まってしまいます。この状態が調節緊張です。この状態では遠くがぼやけている(仮性近視という言葉があります)のですが、ぼやけた画像が近視の進行、つまり眼軸の延長を引き起こし、本物の禁止になってしまいます。

そのために、近くを長時間見続けない。また、調節緊張は緩めてあげる必要があります。

調節緊張を取る方法は、目を休める、ピントの位置を頻繁に変える、散瞳薬の点眼、通電治療などがあります。眼をほぐしたり、温めるのも良いとのことです。


3. 網膜にピントを合わせるのは、ぼやけた像を網膜に写していると、目の構造をかえてピントを合わせようとして、眼軸が伸びるという説があります。なので、ピントがちゃんと合う完全矯正の眼鏡を作ることは大切ですが、急に強めの眼鏡をかけるとクラクラしたり疲れたりすることがあるので、徐々に度数を上げていくこともあります。


4. オルソケラトロジーという夜寝ている間につけて、角膜の形を変形させて、昼間は裸眼で見えるようにする特殊なコンタクトレンズです。オルソケラトロジーで近視が抑制されたという論文があります。ただ、お子さんには適応外使用で、また、レンズは自費でカスタムメイドなので高額です。


5. 豆電球のような薄暗い光の中で寝かせている子供に近視が多いと言われていますが、薄暗い光がまぶたを通して網膜にぼやけた像を作り近視化するということです。部屋は真っ暗にして寝るようにしましょう。


6.バイオレットライトとは波長380nmの紫色の可視光線です。この波長の光が近視を抑制する遺伝子Egr1の発現を促すという研究報告がありました。この波長はUVカットガラスで遮断されてしまうので、バイオレットライトを浴びるために屋外で遊ぶことが近視の抑制になります。


7. クロセチンという栄養素を摂ると近視の抑制する遺伝子Egr1が活性化するそうです。クロセチンはクチナシやサフランに含まれいているそうですが、毎日摂るのは難しいですよね。そこでサプリメントなどを活用するのもいいかもしれません。ロート製薬のロートクリアビジョンというものが市販されています。




8.低濃度アトロピンは以前ブログでご紹介しましたね。以前のブログはこちら。低濃度アトロピン治療は当院でも行っております(自由診療です)。



以上です。全部やるのは大変ですか?

頭に入れて心掛けるだけでも違うかもしれません。

「まずは近くを長時間見ないようにすることから始めてみましょう。ゲームなど長時間しないようにね」とお子さんたちにお話しすると、たいてい後ろのお母さんがガッツポーズしています。今も昔もゲームはお母さんたちの敵であるのは変わりませんね。


詳しく読みたい方は院内にありますのでお声がけください。

家の間取りなど、実践が難しいことも多々ありますが。。。




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