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目の周りのぶつぶつシリーズ・黄色編

更新日:2022年10月9日



YouTube効果もあってか、眼の周りのぶつぶつの相談でいらっしゃる方が増えています。


先日いらっしゃった方はこんなぶつぶつ…






眼瞼黄色腫でした!

稗粒腫と間違える人はいないと思っていましたが、小さいものだと間違える方もいるかもしれませんね!



黄色腫は上瞼の目頭側にできる黄色~白い平べったい隆起性病変です。多くの方は両側性で左右対称にみられます。

痛みやかゆみはありません。

コレステロール値が高い人がなりやすいと言われていますが、コレステロール値が高くない人にできることも多々あります。



病理学的には真皮に脂肪を多く含んだマクロファージが浸潤しています。



治療は外科的切除になります。

眼瞼下垂や皮膚弛緩を合併して、皮膚が余っている方は、その部分を皮膚ごと切り取って縫い縮めればよいですが、縫い跡が残ってしまいます。

たまたま眼瞼下垂を合併していた方の手術例はこちらをご覧ください。


他の方法はその部分を削り取ることです。多くは炭酸ガスレーザーが使われています。保険適応はありません。


当院では高周波メスの電極を使って焼却します。痛みがあるので処置前には麻酔をします。

黄色腫が根深い場合は数回かけて焼却します。

術後は上皮ができるまでの1~2週間、肌色のテープを貼って過ごします。

新しい上皮はしばらく赤みを伴う事があります。3ヶ月から半年くらいで色調は落ち着きます。


成因には体質的なものが関わっていますので、切除後にも再発することがあり得ます。



切除は自由診療となります。ご希望の方は元町マリン眼科へご相談ください!




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