最近オンライン診療という言葉を耳にしますが、実際どんなものなのでしょうか。
オンライン診療とは、電話や通信機器を用いて遠隔で行う診療のことです。診療なので薬の処方などが可能となります。
今や一人1台以上の普及率となったスマートフォン、PCでのビデオ通話はもうおなじみですよね。こういったビデオ通話で診療が受けられるのは、治療を受けたいのになかなか病院に行けない人には朗報ですよね。
これまでのオンライン診療は初診からの受診は認められていませんでした。
やはり対面での方が、得られる情報が多いため、オンラインでの受診は誤診や見逃しのリスクがあるためです。
しかし、新型コロナウイルスの流行によりで受診控えが増え、治療を受けたくても感染が怖くて病院に行けない人が増えたため、令和2年4月から特例的に初診からのオンライン診療が認められることになりました。
当院では、これまで手術前に採血した方の採血結果のご連絡などで電話による再診のみ行ってきましたが、コロナが長引く中で病院に行きたくても、コロナ感染が怖くて受診ができない人に何とか治療のきっかけになればと、オンライン診療を始めることにしました!
ただし、前述のように対面の診療よりかなり情報量が制限された診療となります。私たちは眼で見るだけではなく、触診や聴診など五感をフル活用して患者さんを診ています。ドアを開けて診察室に入ってくるところから診察は始まっているのです。。
例えば眼科であれば、まず視力が測れないので視力低下を伴う疾患、白内障、緑内障、網膜疾患、眼鏡やコンタクトレンズの処方はできません。
スリットランプによる眼の観察もできないので充血や目の傷などの診断もできません。
となると、オンライン対応可能な疾患は、アレルギー性結膜炎やドライアイなどの慢性疾患、ほぼ外見で診断できる眼瞼下垂や逆さ睫毛の相談、などが対象になってきます。
また、オンライン診療は急激な症状の悪化や異変などの際に、対面での診察に切り替えること、とされています。オンライン診療を受ける患者さんの方でも、有事の際には直接かかることのできる当該医療機関か、近くにない場合はかかりつけの医院を確保しておくことが必要です。
さらに、ずっとオンライン診療のみで良いかというと、受診が可能になったら対面での診療を受けること、とされています。自覚症状が安定していても、気が付かないうちに状態が変化している可能性があるためです。
なので受診の間隔を延ばしてその間の診察をオンライン診療に切り替える、などの活用法が考えられます。
当院ではSOKUYAKU(そくやく)アプリによるオンライン診療、またはLINEドクター(準備中)によるオンライン診療が受けられます。
SOKUYAKU(そくやく)をご利用の場合、アプリをダウンロードする必要があります。支払いはクレジットカードを登録して、クレジット払いになります。
診療費の他、システム利用料165円と、処方箋の郵送料、お薬を郵送で受け取る場合は更に送料がかかります。
詳しくはバナーをタップしてご覧ください。
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