眉上切開という選択
今回の症例は、眉上切開(いわゆるブロウリフト)を行って、非常に経過が良かった方をご紹介いたします。 他院からご紹介の患者様です。以前他院で眼瞼下垂の手術(挙筋短縮)を行ったが全然重苦しさが取れなくて、いつも瞼を持ち上げて見ている、という方です。*患者様の了承を得てお写真を掲載させて頂いております、というか、この方はご自分から「すごく良かったから宣伝して~、写真使っていいわよー!」と言ってくださいました。 この方は眼と眉の間の皮膚は明らかに余っていますが、眉下切開では眼と眉が近すぎて切除幅があまりとれません。しかしテープで持ち上げると「楽だわ~、こうなって欲しい」とおっしゃいます。 改めて上の写真を見ると、眉は本来あるべきところより下がっているのではないかと思いました。頭蓋骨の眼球が入っている凹みを眼窩、と言いますが、眼窩の上の部分はおでこの骨(前頭骨)の出っ張りがあります。そのでっぱりのところに通常眉毛があります。年齢により、おでこの皮膚が伸びてしまい、眉毛が下がってしまったんですね。(眉毛下垂)ブロウリフトは、伸びた皮膚を切除して、眉毛を引き上