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90代女性の眼瞼下垂手術 視力も改善し心も元気に!

  • 執筆者の写真: HASUMI
    HASUMI
  • 7 日前
  • 読了時間: 4分

少し前に眼瞼下垂手術を行った方が、症状が改善して御本人も大変元気になられ、ご家族にも喜ばれました。経過が良かったのでブログ出演をお願いしたところ、快諾していただけましたのでお写真を掲載しております。

※すべての症例写真は御本人の承諾を得て掲載しております。写真のご協力ありがとうございました!



他院で下垂手術を勧められた眼瞼下垂症




手術前の写真です。瞼が重くて上方の視界が狭く、他の眼科からの紹介で当院にいらっしゃいました。緑内障点眼10年続けられていらっしゃいます。

見えづらさから肩こりなどストレスも大きく、辛そうなご様子でした。

腱膜性眼瞼下垂ということで、挙筋前転と重瞼形成の手術を行うことになりました。



眉下切開のダウンタイム画像




翌日はパンパンに腫れてはいますが、痛みはなかったとのこと。目がぱっちりして「見やすい!」

腫れないためには、術後よく冷やすことがポイントです。




抜糸の時の写真です。まだ腫れていますが、よく見ないとわからないくらい、目立たなくなっています。

腫れや内出血の吸収には2週間くらいかかります。



1ヶ月後の定期検診です。腫れがひいてさらにすっきり、ぱっちりしました!

自覚症状では、眼瞼下垂が改善され、眼鏡をかけなくても最近よく見えるようになったのですと笑顔で来院されました。

手術中のおしゃべりでは、さかんに「早くお迎えに来てほしい」と仰られ、とにかく辛いとずっとお話されていたのですが、1ヶ月後には見違えるように元気になり、視力も改善しているとのことでした。すっかり明るくなった御本人に付き添いの家族の方も安心されて喜んでいるのが印象的でした。

その明るい笑顔にこちらもとても嬉しくなりましたし、同じように90代の眼瞼下垂手術で悩まれている方へ、

症例をご紹介することを快諾してくださいました。


目の周りが少し赤くなり、痒みを感じることがあるということで、サンテゾーン軟膏を処方し様子を見ていただきます。切開の傷はしばらくは赤みや腫れを感じます。3ヶ月から半年くらいで成熟瘢痕となり見た目の腫れ感も改善していきます。



高齢だからといって諦めることはありません


手術をご案内しても、「もう歳だから…」「家族に反対された」「いい年して、と怒られた」等様々な理由で手術を諦める高齢の方は少なくありません。

確かに手術は大変ですし、顔を切る手術を受けるのは大きな決断だと思います。手術は日帰り、局所麻酔で1時間程度で終わる手術で、帰りも全く見えなくなるような手術ではありません。

それを乗り越えて、視野が拡がり、また見た目も若々しく改善して喜ばれる患者さんをたくさん見てきました。

人生100年時代と言われていますが、眼瞼下垂手術で健康寿命を延ばすお手伝いができれば嬉しく思います。



最近ブログの閲覧数が減ってがっかりしていますが、いいね!やフォローで励まされます。ブログを応援して下さる方は是非いいね!をよろしくお願い申し上げます。



元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。

  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。 眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。


この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)







 
 
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