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運転免許書の更新について

こんにちは、院長の蓮見です。


免許の更新の時に視力検査があるのは皆さんご存知ですね。

合格するには両眼で0.7以上の視力が必要です。大型などの特殊免許は深視力なども必要になります。



眼科を受診するきっかけで多いのが、


「免許の更新の時に視力で引っかかったから」







若い人では近視や乱視がすすんで眼鏡が合わない、コンタクトが合わない、という原因が考えられます。


また中年以降では老眼で視力が落ちることもあります。

その場合は運転用の眼鏡が必要になります。


65歳以上の方で今まで見えていたのに視力落ちた方は、白内障やその他の目の病気で視力が出ていない可能性があります。


白内障で視力が落ちているケースでは眼鏡を強くしても視力が0.7以上にあがりません。


そうなると、白内障手術をしてからでないと、免許の更新は難しいのです。

しかし、白内障手術は、「じゃあ明日やろうか」というほど気軽な手術ではなく、事前にいろんな検査をしてから、レンズを決めたり、説明を聞いたり、手術の詳しい方法を説明受けたりして、最低でも1~3ヶ月くらいは準備期間が必要です。


また手術は両眼いっぺんにやることは少なく、片方をやって、少し経過を見てもう片方の眼をやるのが一般的です。



そして、白内障手術は通常は保険適応で手術を行い、単焦点レンズを使います。

手術後はピントは一箇所に合った状態になり、他のところにピントを合わせるためには眼鏡を作らないといけません。

どこにピントを合わせるかはご本人と術者が相談して決めますが、手元が見たいようであれば手元に合わせて、遠くは眼鏡になります。

遠くに合わせれば裸眼で運転できるようになりますが、まれにレンズの位置がずれてピントが思ったところより手前になることもあります。その場合も眼鏡で視力を矯正します。


術後の眼鏡は、視力が安定してからの3ヶ月後位に作るほうが、作り直しになる可能性が少ないため、3ヶ月位待ってから眼鏡を作ります。



以上のような経過を考えると、ご高齢の方で免許更新が近づいてきている方は、半年前くらいから準備をしておかないといけないことになります。



眼のご病気(白内障)などで、視力が低下していて、手術で改善する可能性のある方は、更新を延ばすこともできますが、その場合は一旦運転ができなくなります。

実際視力が低下している状態で運転するのは大変危険です。思わぬ事故を招くことになるかもしれません。



65歳以上で運転している方は、年に一度くらいは視力のチェックに行きましょう。

両眼で見ていると、片眼の視力低下に気が付かないこともあります。

視力のチェックは片眼ずつ行いましょう。