院長の蓮見です。タイトルを見てドキッとした方、あるある、と頷く男性の方もこのブログを読んでみてください。
今日は昼休みにサプリメントの勉強会がありました。
女性は人生で2回イライラする時期があるのです。それは思春期と更年期。思春期のお嬢さんと更年期のお母さんがよくケンカするのは生物学的な理由があったのですね!
共通しているのはエストロゲンの分泌が不安定な時、なのだそうです。
エストロゲンというのは言わずと知れた女性ホルモンですが、女性は普通卵巣が二つあり、第二次性徴が始まる思春期ごろからエストロゲンの分泌が活発になります。
これは妊娠可能な年齢の間は周期的にエストロゲンを分泌していますが、生殖年齢を終える頃になると、性腺の機能が低下して分泌量が低下します。これがいわゆる更年期です。
更年期は閉経してから症状が出ると思っている方が時々いらっしゃいますが、閉経前からエストロゲンの分泌は不安定になります。ですから更年期は閉経の数年前から始まっているのです。
以前お話ししたようにエストロゲン受容体は全身の様々な臓器に分布しています。なんと脳にも発現していて、認知機能にも影響します。
以前のブログでも紹介した、大豆イソフラボンのサプリメントの主成分であるエクオールが様々な更年期症状を緩和するというデータがあります。
エクオール成分を謳ったサプリメントは各種ありますが、ちゃんとデータを取って論文にしているサプリメントを選ぶようにしてください。
エクエルは、エストロゲン補充療法が出来ない、また、逆に抗エストロゲン治療をされている方にも用いられています。更年期症状は200種類あるといわれています。辛い更年期をできるだけ我慢せず過ごしたいものです。
個人差の大きい更年期症状は、なかなか治療しづらいのですが、対症療法、プラセンタ注射なども当院では行っておりますので、一つの方法で改善がない場合はサプリなどを組み合わせてもいいかもしれません。閉経後数年で症状は落ち着くので、焦らずにじっくりと向き合っていきましょう。
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