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切開式重瞼形成の経過

  • 執筆者の写真: HASUMI
    HASUMI
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

今回は、切開式の重瞼形成を行った患者様ですが、腫れや出血もほとんどなく術後の経過が大変良かったため、非常に満足度が高かった方です。患者様の承諾を得てお写真を掲載しております。ご協力ありがとうございました!



上の視界が狭く、運転に支障をきたしていた眼瞼下垂


今回は30代の方の症例です。

上の方が見づらく、運転に支障をきたして来るようになったと来院されました。

一重で余った皮膚が被さって来るようになってきており、余った皮膚が原因ですので、眉下切開が良さそうですが、瞼が薄くて二重にすることも可能であるとお伝えしたところ、二重切開をご希望されました。




目の形的には末広型のデザインが適しており、重瞼幅は7ミリで切開を行いました。翌日の腫れは上のごとく、わずかとなっており、そのまま抜糸までもひどい腫れや痛みは経験しなかったそうです。抜糸の時には上の方が見やすく、運転が楽になったと喜んでいただきました。


1ヶ月後にはすっかり傷も落ち着いて、もう何も心配なことはないとのことでしたので晴れて卒業となりました。周りの方からも、「眠そうな見た目がよくなった」と評判が良いとのこと。何よりも視界が広がり運転が楽になって良かったと大変満足いただけました。



切開式重瞼形成のメリットとデメリット


切開式重瞼形成は、埋没のように外れる心配は少なく(しかし全くゼロというわけではありません)二重を作成できるのが利点です。また、切開式重瞼法は、挙筋前転に比べて筋肉に触ったりすることがないため、挙筋前転法に比べると腫れは少ない傾向です。しかし、切開をしておりますので全く腫れないということはありえませんし、傷ができますので、よく見れば傷跡はわかります。この方は回復が早かったですが、体質や術後の管理が良かったといういろんなファクターで経過が良好だったのかなと思います。


最近症例ブログの更新ができておらず、楽しみにしてくださっている方は大変申し訳ございません。

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元町マリン眼科の眼瞼下垂手術


元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。

  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。


眼瞼下垂手術について手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。


ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。


リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。


この記事の執筆者



元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)




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