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  • 執筆者の写真HASUMI

信号を見落とす危険な眼瞼下垂

今回は、これまでにおそらく一番広い面積の皮膚を切除した方の症例をご紹介します。8ヶ月後の長期経過の写真もありますので、ダウンタイムと傷の治癒過程の参考にしてみて下さい。

*患者様の承諾を得てお写真を掲載しております。ご協力ありがとうございました!


信号を見落とす、それは眼瞼下垂かもしれません


患者様は信号が見えなくて困っており、近くの総合病院で当院を勧められ受診された方です。





術前のお写真ですが、全体的に皮膚弛緩が強く、目と眉の間の皮膚が伸びており、かぶさる瞼を持ち上げようと眉毛が上がっています。しかし、耳側は完全に塞がれており、横は手で持ち上げないと全然見えないとのことでした。実際に2~3回信号を見落としており、まだお仕事もされているので本当に困っているとのことでした。


テープでシミュレーションを行ったところ、かなり見やすくなるとのことで、まず眉下切開を行いました。軽度の腱膜性眼瞼下垂も伴っているため、必要なら2回に分けて行いましょうとお話しました。




翌日の写真です。取った皮膚の大きさは、横が60ミリ縦が右25ミリ左23ミリ、重さはなんと2.5gと2.3gでした。マッチ棒にすると17本分以上です。



腫れはひどいですが、既に見やすいと驚いていました。




1週間後には段々お顔にも慣れてきたとのこと、見やすさは日々実感されており、手術して良かったとおっしゃっていただけました。しかし瞼の腫れと内出血は結構まだ残っています。この方は抗血小板の薬を内服されており、それもあって血腫はひどかったと思います。それに取った面積が大きいのでそれも出血が多い原因となっています。





1ヶ月後の様子です。まだむくみは完全には取れていませんが、傷はもう目立たなくなっていますね。男性で眉毛が立派な方はこのように傷が目立たなくなるのでこの手術は大変やりやすいお顔と言えます。




3ヶ月後にはすっかり腫れも良くなっておりますが、私としてはもうちょっと開いて欲しいのです。特に左目がまだ下がっていますので、2回目の挙筋短縮をおすすめしましたが、もう十分見やすくなったので良いとのことでした。





先日いらっしゃった時は手術から8ヶ月後でした。手術をして生活がガラッと変わったそうです。最初の1~2ヶ月は顔が変わりすぎて違和感があったが、もうすっかり馴染んで快適に過ごしているとのことでした。


再度、挙筋短縮はいかがですか?と勧めたところ、「顔が変わりすぎて整形になっちゃう!」とのことでした。また下がってくるんですか?と質問されたので、お顔全体の皮膚弛緩が強いので、また何年かするとかぶさってくるでしょう、その時は二重のところで手術をするのがいいかもしれませんとお話しました。

目の下のたるみも手術を勧めておきました。自費手術とはなりますが当院でも対応しておりますのでご用命の際はまだご受診下さいね。お写真のご協力ありがとうございました!


皮膚は年々弛んでくるのですが、ものすごく弛んでから弛みを取るにはフェイスリフトしかありません。フェイスリフトは顔の皮を剥がしておでこの際や耳の前で引っ張り上げる恐ろしい手術です。しかも横から引っ張るので顔が横に伸びてしまいます。

そうならないために、40代くらいからたるみの予防でこまめにハイフやRF、ボトックスなどでお手入れをしておくのが良いでしょう。何でも予防が一番の治療で結局安上がりです。手遅れになる前に!



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元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。


  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。


眼瞼下垂手術について


手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。


手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。


ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。


リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。


この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子



所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)


















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