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コロナワクチン接種後のぶどう膜炎

疾患発生から2年以上経過したCOVID19ですが、2022年7月現在、第7波に突入して猛威を振るっています。

4回目のワクチン接種が開始される中、副反応が怖くてもうワクチン接種はやりたくない、という方も多くいらっしゃるかもしれません。


ぶどう膜炎という目の炎症性の病気がありますが、ワクチン接種後早期にぶどう膜炎を発症、または再燃したという報告が相次いだため、全国の大学病院や基幹病院で2021年の間に調査が行われました。

対象は接種から14日以内に眼炎症性疾患の新規発症、または再発により受診した患者との事です。


集まった症例は、14の施設の44例で、接種日と発症日が明らかな35症例についてぶどう膜炎発症までの日数と原因疾患が調査されました。



1回目の接種後に発症したのは14例でそのうち新規発症は9例、再発は5例だったそうです。

ワクチン接種後から発症までの平均日数は6.07±3.63日(1から11日)


2回目に接種後発症したのは21例で初発は19例、再発は2例でした。

ワクチン接種後から発症までの平均日数は7.19±4.19日(1から14日)



また疾患の内訳は以下の通りだそうです。




原田病が最も多いですね。原田病は自己のメラニン色素に対する自己免疫疾患です。原田病は感冒様症状の後に発症する事があり、頭痛や耳鳴りを伴うのが特徴です。


ここに報告されたのは大学病院などの一部の大きな病院だけですから、小さい病院やクリニックは含まれていませんので、実際の数はもっとたくさんいるのでしょうね。私自身、前部ぶどう膜炎症状を起こしている患者さんをみたことがあります。


しかし、これは別にCOVID19のワクチンに限ったことではなく、他のワクチンでもぶどう膜炎症状は起こり得るのです。実際に成書にはVaccine-Associated Uveitis(ワクチン関連ぶどう膜炎)という項目がありました。


B型肝炎が最も報告が多く、インフルエンザ、BCGやHPV, 帯状疱疹、ジフテリア、おたふく、麻疹など、ありとあらゆるワクチンで起こっているとの事です。ワクチン自体が免疫に大きく影響するものなので、免疫の病気であるぶどう膜炎は副反応として起こりやすいのかもしれませんね。


ぶどう膜炎の症状は、充血、霧視、飛蚊症、眼の痛みなどです。ぶどう膜炎は適切に治療をすれば炎症をコントロールできますが、悪化すると視力低下が残ったり、続発性の視力障害がおこることがありますので、ワクチン接種後に眼に異常を感じたらすぐに眼科を受診しましょう。



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