top of page
  • 執筆者の写真HASUMI

おでこで持ち上げる瞼の皮膚の重さ


本日は最近眉下切開を受けていただいた方の経過をご報告します。*ご本人の了承を得て写真を掲載させていただいております。ご協力誠にありがとうございます。



最近デスクワークが多いが、おでこを使わないと目が開かないので頭痛がひどいということで眼瞼下垂手術の相談にいらっしゃいました。


まだお若い方ですが、おでこのしわが深く、被さる瞼を持ち上げるために眉毛が吊り上がってしまっています。



一重の方ですので、二重にするのは抵抗があるかもしれません。試しにテープで眉下切開の切除量を持ち上げるシミュレーションを行ったところ、良さそうだということで眉下切開を行うことにしました。




翌日は結構腫れていますが、見やすそうですね。すでにおでこのしわが消えています。




抜糸の時には腫れは目の下の黄色グマとなっていました。しかし、目の形がきれいに見えており、おでこのしわは改善され眉毛の高さも揃っています。





1か月後のご様子です。瞼はほんのり赤いですが、時間の経過とともに白くなると思われます。眉毛がしっかりしているので眉下切開の傷は比較的目立ちにくい大変良いお顔立ちです。半年もすれば誰も気が付かないでしょう。

そうは言っても、1か月後の現在は傷がやはり目立ちます。そんな方にお勧めなのが、ハイドロキノン配合のコンシーラー(3,850円)です。医療機関専売品で当院でも販売しております。




ご本人に感想を伺ってみましたが、これまでは瞼の皮膚が重くのしかかる感じで、おでこで瞼を開け閉めしていたが、瞼だけで開閉できるのが嬉しいとおっしゃっていただけました。相当重かったのですね!



先日学会が終わったので、次の研究課題は瞼の皮膚の重さを測ろうと思っていたのですが、学会でお話しした先生が既に測っていたそうです。眉下切開でとる皮膚の重さはどのくらいあると思いますか?と聞かれて、私は2~3gはあるんじゃないですかね、と答えたのですが、実際は1gもないということです。私はそんなに軽いの?と驚いてしまいました。しかし、自分でも検証してみようと思っています。



私がその研究をしたいと思ったのは、重さを取るには圧倒的に眉下切開の方が優れていると思うからです。多くの患者さんは、きれいな二重になりたい、と思って眼瞼下垂手術をご希望されるのですが、私が眉下切開を勧めるとがっかりします。しかし、分厚い重たい瞼の方を二重にしようと思ったら相当大変ですし、不自然な瞼になる可能性が高いのです。時には数回の手術を必要とします。埋没は絶対に外れます。

保険適応の眼瞼下垂手術なら症状を軽減することが一番の目的であるはずで、瞼が重いなら重さを取ることに重点を置くべきだと思います。



先の学会では、色んな先生とお話しする機会を得て、学会に参加していた先生の多くは保険の手術も美容の手術も行っていることがわかりました。美容の手術と保険の手術の垣根の話も伺うことができ、患者さんの要望に応えるためには自費の美容の手術を行う方がいいのではないかと思うようになってきました。保険の手術では手術時間に制限を設けないといけませんし、自分の持てる技術を全てつぎ込むような手術はできないと思います。

今は保険の手術で手術枠が埋まってしまうのですが、そのうち自費の手術をやれるような時間を作れたらと考えています。


最近ブログの閲覧数が減ってがっかりしていますが、いいね!やフォローで励まされます。ブログを応援して下さる方は是非いいね!をよろしくお願い申し上げます。



元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。

  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。 眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。


この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)
















閲覧数:812回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page